配当100万円への道 投資299日目
3,075円と1,429円。株価は倍以上違うのに
購入時利回りはどちらも4.55%でした
2026年10月14日(水)|あいHD・アイチコーポレーションを各1株
こんにちは、新NISAの成長投資枠で日本株を1株ずつ買い続けています。目標は年間配当100万円。今日が299日目です。明日で300日目になります。
今日はあいホールディングスとアイチコーポレーションを1株ずつ買いました。合計4,504円。昨日が10,938円だったので、半分以下の金額です。
でもこの2銘柄を並べたら、きれいな数字が出ました。
あいHD 3,075円 → 購入時利回り 4.55%
アイチコーポ 1,429円 → 購入時利回り 4.55%
2銘柄あわせて 4,504円 → 1日の利回り 4.55%
株価は2.15倍も違うのに、利回りは同じ。そして昨日の記事で書いた「金額の配分で全体が変わる」という話が、今日はまったく効きませんでした。その理由を整理しておきます。
📖 この記事の内容
- 今日の購入内容(2銘柄)
- 【初心者向け】株価の高さと、配当利回りは関係ない
- 昨日の話の裏返し——利回りが揃えば、金額配分は効かない
- あいホールディングス(3076)——5期連続増配と、6月期決算という珍しさ
- アイチコーポレーション(6345)——親会社が豊田自動織機から伊藤忠商事に変わった会社
- 4,504円は10月で最小。でも効率は2番目でした
- 取得総額が390万円を突破——299日で何を積んだのか
- 配当金173,761円|1日の利回りは4.55%
- 10月の方針チェック
- 正直な感想——明日、300日目です
- リスクと注意点
- 進捗と今後の方針
- 1. 今日の購入内容(2銘柄)
- 2. 【初心者向け】株価の高さと、配当利回りは関係ない
- 3. 昨日の話の裏返し——利回りが揃えば、金額配分は効かない
- 4. あいホールディングス(3076)——5期連続増配と、6月期決算という珍しさ
- 5. アイチコーポレーション(6345)——親会社が豊田自動織機から伊藤忠商事に変わった会社
- 6. 4,504円は10月で最小。でも効率は2番目でした
- 7. 取得総額が390万円を突破——299日で何を積んだのか
- 8. 配当金173,761円|1日の利回りは4.55%
- 9. 10月の方針チェック
- 10. 正直な感想——明日、300日目です
- 11. リスクと注意点
- 12. 進捗と今後の方針
- 🔗 購入銘柄の公式サイト
1. 今日の購入内容(2銘柄)
| 項目 | あいHD(3076) | アイチコーポレーション(6345) |
|---|---|---|
| 購入株数 | 1株 | 1株 |
| 購入株価 | 3,075円 | 1,429円 |
| 保有株数 | 4株 | 14株 |
| 取得単価 | 2,808円(前回2,719円 ▲89円) | 1,363円(前回1,358円 ▲5円) |
| 評価額(この銘柄) | 12,300円 | 20,006円 |
| 評価損益 | +1,068円 | +924円 |
| 年間配当(1株) | 140円 | 65円 |
| この銘柄の年間配当 | 560円 | 910円 |
| YOC(取得単価ベース) | 4.99% | 4.77% |
| 今日の購入時利回り | 4.55% | 4.55% |
| 決算期 | 6月期 | 3月期 |
投資額は4,504円、増えた年間配当は205円。金額の配分はあいHD 68.3%/アイチ 31.7%でした。
どちらも今日の購入株価が取得単価より高かったので、取得単価は上がりました。あいHDは89円、アイチは5円。同じ「1株買って平均が上がった」でも、4株と14株では動く幅が18倍違います。これは293日目の記事で書いた「動く幅=差額÷保有株数」のとおりです。
2. 【初心者向け】株価の高さと、配当利回りは関係ない
1株ずつ買っていると、どうしても「株価の安い銘柄のほうがお得」という気がしてきます。1,429円で1株買えるアイチは、3,075円のあいHDより「安い」。だから効率がいい気がする。
今日の数字は、その感覚をきれいに否定してくれました。
💡 利回りは「割り算の答え」だから、株価の絶対額は消える
配当利回りは「1株配当 ÷ 株価」です。株価が大きければ、たいてい1株配当も大きい。だから割り算をすると株価の大小は打ち消されます。
あいHD:140円 ÷ 3,075円 = 4.55%
アイチ: 65円 ÷ 1,429円 = 4.55%
あいHDは株価が2.15倍高いけれど、1株配当も2.15倍(140円 ÷ 65円 ≒ 2.15)です。同じ倍率で両方が大きいので、答えは変わりません。
💡 では、株価の高さは何を決めているのか
株価の絶対額が決めるのは「1回にいくら必要か」だけです。
- アイチ:1,429円で1株。少額から始めやすい
- あいHD:3,075円で1株。同じ金額を入れるなら株数は少なくなる
これは「買いやすさ」の違いであって、「お得さ」の違いではありません。4,504円を全部アイチに入れても(3株買えます)、増える配当は195円。今日の205円とほとんど変わりません。
株価の高さが意味を持つのは、単元株(100株)で買う場合です。100株買うならアイチは約14万円、あいHDは約31万円。でも1株ずつ買う投資では、この差は「1日の投資額」の話にしかなりません。株価の絶対額を「割安・割高」と混同しないことが大事です。
「安い株」という言葉に2つの意味がある
混乱の原因は、日本語の「安い」が2つの意味を持っていることだと思います。
| 「安い」の意味 | 見るべき数字 | 今日の例 |
|---|---|---|
| ①株価の数字が小さい | 株価そのもの | アイチ1,429円 < あいHD3,075円 |
| ②価値に対して割安 | 配当利回り、PER、PBRなど | 利回りはどちらも4.55%で同じ |
私が1株投資を始めたころ、完全に①と②を混同していました。「1,000円台で買える株」を探していた時期があります。でもそれは「少額で買える株」を探していただけで、「割安な株」を探していたわけではありませんでした。299日経って、ようやくこの区別が体に入ってきた気がします。
3. 昨日の話の裏返し——利回りが揃えば、金額配分は効かない
昨日(298日目)の記事では、こういう話を書きました。
「4銘柄のうち2つが利回り5%台なのに、1日の利回りは3.90%。理由は金額の配分。利回りの低い2銘柄に57%の金額が入っていたから。効くのは銘柄数ではなく金額」
今日は、その逆のことが起きています。並べてみます。
| 項目 | 10月13日(4銘柄) | 10月14日(2銘柄) |
|---|---|---|
| 各銘柄の購入時利回り | 2.72% / 3.41% / 5.01% / 5.06% (バラバラ) | 4.55% / 4.55% (ほぼ同じ) |
| 単純平均 | 4.05% | 4.55% |
| 実際の1日の利回り (加重平均) | 3.90% | 4.55% |
| ズレ | −0.15ポイント | ほぼゼロ |
💡 金額配分が効くのは「利回りに差があるとき」だけ
今日のあいHDは金額の68.3%を占めています。昨日の三井住友FG(30.2%)よりずっと偏っています。それでも全体の利回りはズレませんでした。
理由は単純で、どちらの銘柄も4.55%だったからです。同じ数字をどう配分しても、平均は同じ数字になります。
つまり昨日の「効くのは金額」という話は、正確にはこうです。「利回りに差がある銘柄を同じ日に買うとき、金額の配分が全体を決める」——利回りが揃っているなら、金額のことは考えなくていい。これが今日分かった補足です。
4. あいホールディングス(3076)——5期連続増配と、6月期決算という珍しさ
あいホールディングスとはどんな会社か
東京に本社を置く持株会社です。中核はセキュリティ機器——防犯カメラや監視システム、入退室管理などの分野です。ほかに情報機器(プリンタ・複合機関連)、カード機器(カードプリンタやID発行システム)、電設資材といった事業を持っています。
知名度の高い会社ではありませんが、M&Aで事業を集めてきた持株会社というのが特徴です。ひとつの大きな製品で勝つのではなく、それぞれの分野で堅く稼ぐ会社を傘下に置いている形です。
配当を目的に持つ側から見ると、株主還元にかなり積極的な会社という印象です。下の配当推移を見てください。
配当は5期で2.3倍
| 決算期 | 1株当たり年間配当 | 前期比 |
|---|---|---|
| 2022年6月期 | 60円 | — |
| 2023年6月期 | 80円 | +20円 |
| 2024年6月期 | 90円 | +10円 |
| 2025年6月期 | 100円 | +10円 |
| 2026年6月期 | 125円 | +25円 |
| 2027年6月期(予想) | 140円 | +15円 |
60円 → 140円。5期で約2.3倍です。毎期しっかり増えていて、1度も止まっていません。
6月期決算は、配当の受け取り月をずらしてくれる
あいHDは6月期決算です。日本株では少数派で、この連載で扱っている銘柄の中でも唯一です。
📌 私の保有銘柄の決算期を並べてみると
| 決算期 | 銘柄(一部) |
|---|---|
| 2月期 | エーアイテイー |
| 3月期 | トヨタ、三井住友FG、武田薬品、ツムラ、日本触媒、NTT、学究社、ジャックス、アイチ |
| 6月期 | あいHD |
| 12月期 | 東計電算、INPEX、ブリヂストン、AGC、JT |
配当は決算期(期末)と中間で年2回出るのが一般的です。つまり決算期が違う銘柄を持つと、配当が入ってくる月が自然と分散します。3月期だけに偏ると、入金が6月前後と12月前後に集中します。6月期や12月期、2月期の銘柄が混ざっていると、その山がならされます。
正直に書くと、私はこれを狙って組んだわけではありません。利回りと事業内容を見て選んだ結果、たまたまこうなっただけです。でも「年間配当100万円」を目標にしていると、いつか「毎月配当が入る形」を考えたくなる気がしています。今の銘柄構成でそれがどこまで実現しているのか、一度点検してみようと思います。
私のあいHDは4株、取得単価2,808円。YOCは4.99%で、年間配当560円です。まだ4株なので、1株買うごとに取得単価が大きく動く段階(今日は89円上がりました)にあります。
5. アイチコーポレーション(6345)——親会社が豊田自動織機から伊藤忠商事に変わった会社
アイチコーポレーションとはどんな会社か
高所作業車の国内最大手です。電柱の工事や通信設備の保守、道路の照明や看板の作業で見かける、アームの先にバスケット(かご)が付いたあの車を作っている会社です。橋梁点検車なども手がけています。
愛知県在住の私にとって面白いのは、社名の「アイチ」が愛知県に由来することです。1962年に名古屋で「愛知起業株式会社」として創業し、そこから「アイチ車輌」「アイチコーポレーション」と社名が変わりました。ただ現在の本社は埼玉県上尾市で、愛知県の会社ではありません。名前だけが残っている形です。
事業の性質としては、インフラの維持に需要がぶら下がっている会社です。電力会社・通信会社・建設会社の設備投資、そして日本中の老朽化したインフラの点検・補修。派手さはありませんが、なくなる仕事ではありません。レンタル会社向けの販売も多い業態です。
2025年3月、親会社が入れ替わりました
この会社を調べていて、いちばん驚いたのがここです。
| 時期 | 豊田自動織機の持株比率 | 伊藤忠商事の持株比率 |
|---|---|---|
| 2025年3月期まで | 54.35%(過半数=子会社) | — |
| 2026年3月期 | 21.41% | 27.28%(筆頭株主) |
2025年3月、豊田自動織機がアイチコーポレーションの株式の一部を伊藤忠商事に譲渡しました。金額は約236億円と報じられています。これにより伊藤忠商事が筆頭株主になり、豊田自動織機の持株比率は過半数を割りました。豊田自動織機側は、この売却で2026年3月期に約90億円の利益を計上したと報じられています。
つまりアイチコーポレーションは、豊田自動織機の「子会社」ではなくなったということです。報道では、豊田自動織機・伊藤忠商事・アイチの3社で高所作業車事業を広げる狙いとされています。
💡 「親子上場」とは何か、なぜ論点になるのか
親子上場とは、親会社と子会社の両方が株式市場に上場している状態のことです。日本には昔から多くありました。
なぜ問題視されるのか。親会社の利益と、子会社の少数株主(私たちのような一般株主)の利益がぶつかることがあるからです。
- 親会社が過半数を持っていれば、株主総会の決議は親会社の意向で決まる
- 子会社が親会社に有利な条件で取引をしても、少数株主は止められない
- 子会社が稼いだ利益を、親会社の都合で使われる可能性がある
東京証券取引所はこの構造の見直しを企業に促してきました。親会社が子会社株を売って上場子会社を減らす動きは、その流れの中にあります。
ただし「親子関係の解消は株主にとって無条件に良いこと」ではありません。親会社の支援という安定性は薄まります。グループの販売網や技術を使いやすかった関係が変わることもあります。今回は伊藤忠商事という商社が入ったので、海外展開や調達面での期待もありますが、それが業績にどう出るかはこれから見るしかありません。
配当は6期連続で増えています
| 決算期 | 中間 | 期末 | 年間 |
|---|---|---|---|
| 2021年3月期 | 14円 | 18円 | 32円 |
| 2022年3月期 | 14円 | 20円 | 34円 |
| 2023年3月期 | 17円 | 19円 | 36円 |
| 2024年3月期 | 19円 | 21円 | 40円 |
| 2025年3月期 | 20円 | 35円 | 55円 |
| 2026年3月期 | 30円 | 30円 | 60円 |
| 2027年3月期(予想) | 33円 | 32円 | 65円 |
32円 → 65円。6期連続で増配し、約2倍になっています。
目を引くのは2025年3月期です。期末配当が21円から35円に跳ね、年間で40円→55円の大幅増配になりました。この時期は、まさに豊田自動織機が株式を譲渡した時期と重なります。
ただこれを「所有構造の変化が増配につながった」と断定するつもりはありません。業績が良かったのかもしれませんし、他の理由があるのかもしれません。時期が重なっている、という事実だけを記録しておきます。原因を決めつけるのは、記録ではなく解釈になってしまいます。
私のアイチは14株、取得単価1,363円。YOCは4.77%で年間配当910円です。14株あるので、1株買っても取得単価は5円しか動きませんでした。
6. 4,504円は10月で最小。でも効率は2番目でした
| 日付 | 銘柄数 | 投資額 | 増えた配当 | 1日の利回り |
|---|---|---|---|---|
| 10月5日 | 2 | 7,098円 | 216円 | 3.04% |
| 10月6日 | 2 | 9,414円 | 362円 | 3.85% |
| 10月7日 | 2 | 11,537円 | 566円 | 4.91%(最高) |
| 10月8日 | 2 | 9,628円 | 470円 | 4.88% |
| 10月9日 | 2 | 8,252.5円 | 350円 | 4.24% |
| 10月13日 | 4 | 10,938円(最大) | 427円 | 3.90% |
| 10月14日 | 2 | 4,504円(最小) | 205円 | 4.55%(2番目) |
昨日は10月で最大の10,938円を投じて3.90%。今日は最小の4,504円で4.55%。投資額と効率は、まったく別の話です。
そして今日の4.55%は、私の全体YOC(約4.45%)を上回りました。全体YOCより高い日は、ポートフォリオ全体の利回りをわずかに押し上げます。10月では、7日・8日・今日の3日だけです。
正直に言うと、今日の投資額が少なかったのは意図的です。昨日が10,938円で、方針の上限(12,000円)に近かったので、少し控えました。結果として「金額は少ないが効率のいい日」になりました。狙ってできたわけではありませんが、こういう日が混ざるのは悪くないと思います。
7. 取得総額が390万円を突破——299日で何を積んだのか
| 項目 | 本日(299日目) | 前日(298日目) | 差 |
|---|---|---|---|
| 評価額 | 4,735,506円 | 4,766,882円 | −31,376円 |
| 評価損益 | +835,426円 | +870,305円 | −34,879円 |
| 年間配当 | 173,761円 | 173,556円 | +205円 |
| 取得総額(概算) | 約3,900,100円 | 約3,896,600円 | +4,504円 |
| 含み益率 | 約21.4% | 約22.3% | −0.9pt |
| 全体YOC | 約4.45% | 約4.45% | ±0.00pt |
昨日が過去最高(+870,305円)だったので、その翌日に34,879円減りました。最高値の翌日に下がるのは、よくあることです。この1週間だけで、+844,126円 → +784,705円 → +870,305円 → +835,426円と動いています。
それより今日気づいたのは、別の数字でした。
📊 取得総額が390万円を超えました
- 取得総額(自分で入れたお金の累計):約3,900,100円
- 投資日数:299日
- 1日あたりの平均投資額:約13,043円
1日平均13,043円。最近の1日1万円前後より多いのは、連載の初期にNTTを100株単位で買っていたからです(現在2,300株)。あの時期の購入が平均を押し上げています。
390万円という数字を見ると、さすがに「大きい金額を使った」と感じます。でも1日で見れば1万円台です。1万円台の判断を299回繰り返すと390万円になる——これが積立の実像だと思います。
8. 配当金173,761円|1日の利回りは4.55%
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 前日(298日目)の年間配当 | 173,556円 |
| あいHD 1株分 | +140円 |
| アイチコーポレーション 1株分 | +65円 |
| 本日時点の年間配当 | 173,761円(+205円) |
7営業日の合計は、投資額61,371.5円で年間配当+2,596円。平均4.23%です。全体YOC(約4.45%)まであと0.22ポイント。
🎯 次のマイルストーン
- 投資300日目:明日(10月15日)
- 年間配当18万円まで:あと6,239円
- 年間配当20万円まで:あと26,239円
- 目標100万円まで:あと826,239円
9. 10月の方針チェック
昨日書き直した方針を、今日も採点します。
| 10月の方針 | 今日の結果 |
|---|---|
| 東計電算は10月中、追加で買わない | ⭕ 守れた |
| 複数銘柄を買う日は、半分以上を10株未満の銘柄にする | ⭕ 2銘柄中1銘柄(あいHD4株)=ちょうど半分 |
| 1日の投資額は12,000円を上限とする | ⭕ 4,504円 |
| セクター別の配当比重を10月中に1回まとめて確認 | 未完了(10月9日に化学セクターを途中まで) |
| 複数銘柄を買った日は、金額の比重を記事に書く | ⭕ あいHD 68.3%/アイチ 31.7% |
4つが⭕、1つが未完了です。「ちょうど半分」が⭕かどうかは、「半分以上」と書いたので⭕です。これも昨日「判定できる形で書く」ことにした成果で、迷わずに判定できました。
残っているのはセクター点検です。10月中にやると書いたので、今月中に片付けます。
10. 正直な感想——明日、300日目です
今日いちばん「へえ」と思ったのは、やっぱり株価が2.15倍違うのに利回りが同じだったことです。
頭では分かっていた話です。利回りは割り算なので、株価の絶対額は関係ない。でも自分の買った2銘柄でぴったり同じ数字が出ると、納得の度合いが違います。こういうのは、1株ずつ買って記録しているからこそ出会える偶然だと思います。
同時に、少し反省もしました。私は長いあいだ「1,000円台で買える株」を探していた時期があります。あれは「安い株」を探していたつもりで、実は「少額で買える株」を探していただけでした。①株価の数字が小さいことと、②価値に対して割安なことは、まったく別の話です。299日目でようやく、この区別を自分の言葉で書けた気がします。
アイチコーポレーションを調べていて、親会社が入れ替わっていたことに気づいたのも収穫でした。自分が株主になっている会社の所有構造が変わっていたのに、知らなかった。これは少し怖いことです。私は「利回りと事業内容」で銘柄を選んでいますが、誰がその会社を持っているかも、配当方針に影響する要素です。
そして明日、300日目です。
特別なことをする予定はありません。でも300という数字は、やはり節目です。明日の記事では、300日間で何が積み上がって、何を学んだのかを一度まとめてみようと思います。1日ずつの記録では見えないものが、300日分を並べると見えるかもしれません。
11. リスクと注意点
- 「株価が安い」は「割安」ではありません。1株の金額が小さいことは買いやすさであって、投資としての有利さではありません。利回りやPER・PBRなど、価値と比べる数字で見る必要があります。
- あいHDは5期連続増配ですが、保証ではありません。2027年6月期の140円も予想です。M&Aで事業を広げてきた会社なので、買収がうまくいかないリスクも抱えています。
- アイチコーポレーションはインフラ関連の設備投資に業績が左右されます。電力・通信会社の投資計画や建設需要が落ちれば、販売台数に響きます。
- アイチの所有構造の変化が、今後どう影響するかは分かりません。親会社の支援が薄まる面と、伊藤忠商事という商社が入る面の両方があります。2025年3月期の大幅増配と時期が重なっていますが、因果関係は確認できていません。
- 親子上場の解消は、株主にとって無条件に良いことではありません。少数株主の利益相反は減りますが、グループの安定性という面は変わります。
- 決算期の分散は配当の受け取り月をならしますが、利回りを上げる効果はありません。入金のタイミングの話であって、金額が増えるわけではありません。
- 評価損益+835,426円は売っていない利益です。昨日から1日で34,879円減っています。確定した金額ではありません。
- NISAの配当を非課税で受け取るには「株式数比例配分方式」の設定が必要です。未設定だと約20%の税金がかかります。
- 1株投資は手数料条件の確認を。私は手数料無料の単元未満株サービスを使っていますが、証券会社によってはスプレッドや手数料がかかります。
12. 進捗と今後の方針
🎯 目標達成率:17.4%
17.4%
173,761円 / 1,000,000円
10月の方針は変えません。今月中に片付けるのはセクター点検です。そして今日、新しくやりたいことが1つ増えました。
📌 やることリスト
- セクター別の配当比重を確認(10月中・継続中)
- 決算期別に配当の受け取り月を整理する(今日追加。年間でどの月にいくら入るのかを把握したい)
- 300日目のまとめ記事を書く(明日)
株数が10株未満の優先候補は、あいHD(4株)、ブリヂストン(4株)、武田薬品(5株)、学究社(5株)、ツムラ(6株)、エーアイテイー(6株)、AGC(8株)です。
📝 投資299日目のまとめ
- あいHD1株(3,075円)、アイチコーポレーション1株(1,429円)を購入。合計4,504円(10月で最小)
- 株価は2.15倍違うのに、購入時利回りはどちらも4.55%。利回りは割り算なので株価の絶対額は消える
- 「株価が安い」と「割安」は別の話。①数字が小さい ②価値に対して安いを混同しないこと
- 昨日の「効くのは金額」は、正確には「利回りに差があるときだけ金額配分が効く」
- あいHDは6月期決算で配当60→140円(5期で2.3倍)。決算期が違う銘柄は受け取り月を分散させる
- アイチは親会社が豊田自動織機から伊藤忠商事に入れ替わった(2025年3月、約236億円の株式譲渡)
- アイチの配当は32→65円(6期連続増配)。2025年3月期の大幅増配と時期は重なるが因果は未確認
- 投資額は最小でも1日の利回り4.55%は10月で2番目。全体YOC(4.45%)を上回った
- 取得総額が390万円を突破。299日で1日平均13,043円
- 年間配当173,761円(+205円)、達成率17.4%。明日、300日目
🔗 購入銘柄の公式サイト
あいホールディングス(3076)
アイチコーポレーション(6345)
免責事項
本記事は、筆者個人の投資記録および学習の記録です。特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。株価・配当予想・持株比率・各種数値は執筆時点で確認できた情報であり、今後変更される可能性があります。単元未満株の取り扱いは証券会社により異なります。投資判断は必ずご自身の責任で、最新の企業開示資料および証券会社の規約をご確認のうえ行ってください。本記事の情報により生じた損失について、筆者は一切の責任を負いません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
明日は300日目です。1日ずつ積んできたものを、一度振り返ってみます。

コメント