増配ラッシュはなぜ起きている?東証改革の波に乗ったUBEを買い増し【毎日1株投資244日目】2026.7.22

配当100万円への道 投資244日目

UBE(4208)を1株購入
+45%の大幅増配を発表した化学株

2026年7月22日|なぜ今、増配ラッシュ?東証改革を読み解く

こんにちは。毎日1株ずつ高配当株を積み上げている「配当100万円への道」です。

投資244日目となる7月22日は、UBE(4208)を1株購入しました。これで保有株数は9株になりました。

UBEは今年5月、配当方針の基準となるDOE(株主資本配当率)を引き上げ、年間配当を110円→160円へと45%も増配すると発表したばかり。今月ご紹介した立川ブラインド(+71%増配)に続く「大幅増配組」です。実は今、日本株ではこうした還元強化の発表が相次いでいます。その背景にある「東証の資本コスト改革」を知っておくと、増配ニュースの読み方が一段深くなります。今日はそこを掘り下げつつ、含み益75万円台という新記録のご報告もあわせてどうぞ。


📋 この記事の目次

  1. 今回の購入内容
  2. UBEってどんな会社?
  3. 大幅増配とYOC分析
  4. 【初心者向け】なぜ今、増配ラッシュ?東証の資本コスト改革とは
  5. 購入した理由と正直な感想
  6. 押さえておきたいリスク
  7. 配当100万円への進捗
  8. まとめ

📦 今回の購入内容

投資244日目(2026年7月22日)の購入記録
購入銘柄UBE(4208)東証プライム・化学
購入株数1株
購入単価3,252円
保有株数9株
平均取得単価2,580円

ポートフォリオ全体の状況はこちらです。

ポートフォリオ全体(2026年7月22日時点)
評価額4,230,012円(過去最高を更新)
評価損益+753,685円 🎉 初の75万円台!
年間配当金(税引前・予想)147,693円

昨日の420万円突破に続き、評価額は423万円、含み益は初の75万円台と連日の最高値更新です。相場の勢いに感謝しつつ、こういう時ほど「株数と配当」という自分の本尊から目を離さないようにしています。

🏢 UBEってどんな会社?

UBEは1897年(明治30年)創業、山口県宇部市発祥の化学メーカーです。以前の社名「宇部興産」をご記憶の方も多いのではないでしょうか。石炭事業から始まり、セメント、機械、化学へと事業を広げてきた129年企業ですが、近年は大きな構造転換を断行。祖業に連なるセメント事業を三菱マテリアルとの統合会社へ移し、機械事業も再編して、「化学専業」へと生まれ変わりました。2022年の社名変更(宇部興産→UBE)は、その決意表明でもあります。

現在の主力は、ナイロン原料などの樹脂・化成品、リチウムイオン電池向けの電解液やセパレータといった電池材料、医薬・ファインケミカルなど。2026年3月期は売上高4,623億円(前期比5.0%減)ながら、樹脂・化成品の構造改革効果などで経常利益は375億円(同67.7%増)、最終損益は239億円と前期の赤字から大きく黒字転換しました。自己資本比率も46.2%へ改善し、痛みを伴う改革が数字に表れ始めた局面です。

💰 大幅増配とYOC分析

UBEは2026年5月20日、中期経営計画の配当方針を「DOE2.5%以上」から「DOE3.5%以上」へ引き上げ、さらに早期の「4.0%」を目指すと発表。これに伴い2027年3月期の年間配当は160円(中間80円+期末80円)、前期の110円から50円・45%の大幅増配となる予定です。

UBE 配当データ(2027年3月期予想)
年間配当(予想)160円(中間80円+期末80円)
前期実績110円 → +50円(+45%)の大幅増配
還元方針DOE3.5%以上(早期に4.0%を目指す)
配当利回り(購入単価3,252円基準)約4.92%
YOC(取得単価2,580円基準)約6.20%
9株の年間配当(税引前)1,440円
権利確定月3月末・9月末

私の平均取得単価2,580円に対するYOCは約6.20%。今月ご紹介した立川ブラインド(YOC6.33%)に迫る、ポートフォリオ屈指の水準です。どちらも「増配発表前から保有していた銘柄のYOCが、大幅増配で一気に跳ね上がった」パターン。今の株価で買っても4.9%の高利回りですが、早くから持っていた人ほど報われる——増配相場の果実の分配ルールは、実にシンプルです。

🔰 【初心者向け】なぜ今、増配ラッシュ?東証の資本コスト改革とは

💡 きっかけは東証からの「宿題」

2023年、東京証券取引所は上場企業に対し、「資本コストや株価を意識した経営」を要請しました。ざっくり言えば、「株主から預かったお金を効率よく使えていない会社(目安のひとつがPBR1倍割れ)は、改善策を示しなさい」という宿題です。日本企業は財務が固い一方、お金を溜め込みがちと長年批判されてきました。その構造に、取引所自らメスを入れたわけです。

💡 宿題への「回答」が、増配・自社株買い・DOE採用

企業の代表的な回答が、①増配、②自社株買い、③DOEなど分かりやすい還元指標の採用、です。DOE(株主資本配当率)は「株主資本の何%を配当に回すか」という指標で、変動の大きい単年の利益ではなく安定した株主資本を基準にするため、配当が安定しやすいのが特徴。UBEのDOE引き上げ(2.5%→3.5%以上、早期に4.0%へ)は、まさにこの流れの教科書的な事例です。

今月だけでも、立川ブラインドの+71%増配、UBEの+45%増配と、この連載でも「還元強化イヤー」を実感する発表が続いています。ただし注意点も。還元の原資は企業の稼ぐ力です。業績の裏付けなく背伸びした還元は続きません。「なぜ増配できるのか」——UBEなら構造改革による黒字転換——まで確認するのが、ラッシュに踊らされないコツです。

🎯 購入した理由と正直な感想

① 「DOE4.0%を目指す」=増配余地が方針に組み込まれている

現在のDOE3.5%以上でも大幅増配なのに、会社はさらに4.0%への引き上げを目指すと明言しています。方針が実行されれば、追加の増配が視野に入る設計です。株主資本基準のDOEは利益のブレに強く、配当の下値も固めやすい点も好みです。

② 構造改革の成果が出始めた転換点

祖業のセメントを手放してまで化学に集中する——並大抵の決断ではありません。その痛みを経て、経常利益67.7%増・最終黒字転換・自己資本比率改善と、数字が付いてきました。電池材料という成長分野を持っていることも、長期保有の安心材料です。

③ 正直な感想:増配発表後の株価上昇は織り込み済みで買う

購入単価3,252円は取得単価2,580円より26%高い水準。増配発表を受けて株価が水準を切り上げた後の買い増しです。「発表前に買っておけば」という気持ちは正直ありますが、それは結果論。むしろ還元方針が明確に良くなった会社を、良くなったと確認してから買えるのは、後出しできる個人投資家の特権だと考えるようにしています。それでも利回り4.9%あるのですから。

⚠️ 押さえておきたいリスク

  • 化学市況と原燃料価格:ナイロン原料など市況型の製品を抱え、業績は市況と原燃料価格に左右されます。前期に赤字を経験したように、業績のブレは大きめのセクターです。
  • 構造改革の持続性:黒字転換は改革効果と為替差益の寄与もあっての結果です。収益体質の改善が本物か、四半期ごとの確認が必要です。
  • DOEでも減配リスクはゼロではない:大きな赤字で株主資本そのものが毀損すれば、DOE基準の配当額も下がり得ます。「安定しやすい」と「絶対に減らない」は別物です。
  • 次の注目イベント:8月上旬に第1四半期決算の発表が見込まれます。新しい配当方針のもとでの初回決算です。

📊 配当100万円への進捗

このブログの目標は年間配当100万円の達成です。今回の購入で、年間配当金(税引前・予想)は147,693円になりました。

🎯 目標達成率:14.8%

14.8%

147,693円 / 1,000,000円

前日の147,533円から160円の積み増し。148,000円まであと307円、目標達成率15%(150,000円)まであと2,307円です。今月のような増配ラッシュが続けば、買わなくても勝手に配当が増える「増配ブースト」も期待できます。株数の積み上げ×企業の増配、両輪で15%を取りに行きます。

✏️ まとめ

📝 投資244日目のポイント

  • UBE(4208)を1株購入し、保有株数は9株
  • DOE引き上げ(3.5%以上、早期に4.0%へ)で年間配当110円→160円(+45%)の大幅増配
  • 取得単価2,580円基準のYOCは約6.20%とポートフォリオ屈指の水準
  • 増配ラッシュの背景には東証の資本コスト改革——「なぜ増配できるか」の確認が大切
  • セメント・機械を切り離し化学専業へ転換、黒字転換と財務改善が進む
  • 含み益は初の75万円台(+753,685円)、年間配当は147,693円(達成率14.8%)

企業が変わろうとする時、株主還元にもその本気度が表れます。改革の行方を配当をもらいながら見届けていきます。次回もどの銘柄を購入したかご報告していきますので、ぜひまた覗きに来てください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

🔗 関連リンク

UBE株式会社 公式サイト
UBE IR情報(株主・投資家の皆様へ)
IR BANK:UBE(4208)業績・配当推移

※本記事は個人の投資記録・情報共有を目的としたものであり、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。配当金額・利回りは執筆時点の予想であり、今後変更される可能性があります。

2024年の新NISAから株投資を開始した56歳の会社員。
毎日必ず1株以上の日本高配当株を購入して、株投資の初心者が日々成長して配当金100万円/年を目指しています。
株投資で今まで知らなかった企業の情報と日々の株を購入した成果を皆さんに伝えていきたいと思います。

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