配当100万円への道 投資296日目
東計電算、100株に到達しました
——でも昨日「急がない」と書いたばかりです
2026年10月8日(木)|東計電算3株・INPEX1株
こんにちは、新NISAの成長投資枠で日本株を1株ずつ買い続けています。目標は年間配当100万円。今日が296日目です。
報告があります。東計電算が100株になりました。
🎉 東計電算(4746)
97株 → 100株
1単元達成。議決権を持つ「単元株主」になりました
1株ずつ買い続けて296日。100株という数字に、ようやく届きました。
ただ、素直に喜ぶ前に書かなければいけないことがあります。私は昨日の記事で「残りの3株は、あえて急がない」と書きました。その翌日に、3株買っています。この判断が正しかったのか、記事の中でちゃんと検証します。
📖 この記事の内容
- 今日の購入内容(2銘柄)
- 「急がない」と書いた翌日に買った——この判断を検証する
- 100株になって、実際に何が変わったのか
- 296日かけて100株。1株投資の時間感覚
- INPEX(1605)23株目——6年で配当が2.3倍
- 【初心者向け】配当予想は、年の途中で変わる
- 2日連続で含み益が減った——ピークから59,421円
- 配当金172,779円|1日の利回りは4.88%
- 正直な感想
- リスクと注意点
- 進捗と今後の方針
1. 今日の購入内容(2銘柄)
| 項目 | 東計電算(4746) | INPEX(1605) |
|---|---|---|
| 購入株数 | 3株 | 1株 |
| 購入株価 | 2,001円 | 3,625円 |
| 投資額 | 6,003円 | 3,625円 |
| 保有株数 | 100株(1単元) | 23株 |
| 取得単価 | 1,647円(前回1,636円 ▲11円) | 2,740円(前回2,699円 ▲41円) |
| 評価額(この銘柄) | 200,100円 | 83,375円 |
| 評価損益 | +35,400円 | +20,355円 |
| 年間配当(1株) | 約119.1円 | 112円 |
| この銘柄の年間配当 | 約11,913円 | 2,576円 |
| YOC(取得単価ベース) | 7.23% | 4.09% |
| 今日の購入時利回り | 5.95% | 3.09% |
今日の投資額は9,628円。昨日の計算式で確かめると、東計電算は(2,001 − 1,636)× 3株 ÷ 100株 = 約10.95円。実際に11円上がっているので計算どおりです。
2. 「急がない」と書いた翌日に買った——この判断を検証する
昨日の記事で、私はこう書きました。
「残りの3株は、あえて急がない。権利確定は12月30日なので、2か月以上あります。『100株にしたい』という気持ちで買い急ぐより、他の銘柄とのバランスを見ながら決めたほうがいい」
そして翌日、3株買いました。これは普通に読めば前言撤回です。言い訳をする前に、まず事実として認めます。
買った理由を3つ書きます
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| ①株価が下がった | 昨日2,020円→今日2,001円。19円(約0.9%)安くなりました |
| ②金額が小さい | 3株で6,003円。1日の投資額として過大ではありません |
| ③ルール内と確認済み | 100株でも全体配当の6.9%。昨日の記事で事前に計算していました |
①が一番大きいです。私が昨日「急がない」と書いたときに頭にあったのは、「2,020円より高い値段で、100株にしたいからという理由だけで買うのはやめよう」ということでした。今日は19円下がったので、その条件には当てはまりません。
でも、ここは正直に書きます
「100株にしたい」という気持ちがゼロだったとは言えません。
もし97株ではなく、たとえば62株だったら、今日の2,001円で3株買っていたでしょうか。たぶん買っていません。「1株ずつ」の原則どおり1株だけ買っていたと思います。つまり3株という数は、100株という節目から逆算して決まっています。これは認めるしかありません。
本当の問題は「急がない」という言葉だった
💡 曖昧なルールは、守ったとも破ったとも言える
「急がない」という言葉には、数字がありません。だから翌日に買っても「急いでいない」と言えてしまうし、「急いだ」とも言えてしまう。検証できないルールは、ルールとして機能しません。
これは私がこの連載で何度もやってきた失敗と同じ構造です。「1日1銘柄」を掲げて守れず、291日目に撤回しました。あのときの教訓は「守れないルールを掲げ続けるより、守れるルールだけを残す」でした。
今回わかったのは、その先です。ルールは「守れるか」の前に「検証できるか」で書かないといけない。気持ちの表現はルールではなく、ただの決意表明です。
なので、これからは数字で書くことにします。今日の判断を、昨日の時点で書き直すならこうでした。
❌ 曖昧な書き方
「残りの3株は、あえて急がない」
⭕ 検証できる書き方
「残り3株は、2,020円以下の日に買う。それより高い日は見送る」
こう書いていれば、今日の2,001円は条件を満たしています。「前言撤回」ではなく「条件どおり実行」になります。同じ行動なのに、ルールの書き方ひとつで意味が変わる。これは今日の一番の学びでした。
3. 100株になって、実際に何が変わったのか
| 項目 | 昨日まで(97株) | 今日から(100株) |
|---|---|---|
| 配当金 | もらえる | もらえる(変化なし) |
| 議決権 | なし | 1個 |
| 株主総会 | 議決権行使できない | 参加・議決権行使できる |
| 株主優待 | 対象外 | 対象(おこめ券880円相当) |
| 売るとき | 証券会社経由 | 市場で通常の売買 |
📌 ただし「今日から権利がある」わけではありません
議決権も優待も、「基準日に株主名簿に載っていること」が条件です。今日100株になったからといって、今すぐおこめ券が届くわけではありません。
東計電算の期末の権利確定日は12月30日。この日に100株以上を持っていることが条件になります。つまり今日の100株が意味を持つのは、12月30日まで100株以上を保ち続けたときです。
逆に言えば、12月までに売ってしまえば権利はありません。節目に届いたことで満足して放り出さない、というのが当面の仕事になります。
4. 296日かけて100株。1株投資の時間感覚
この連載を始めたとき、100株というのは私にとって「買えない単位」でした。
東計電算は株式分割前、1株7,000円前後の銘柄でした。100株買うなら70万円。そんな金額を1銘柄に入れる勇気はありませんでした。だから1株ずつ買う方法を選びました。
それが296日で100株です。使った金額は取得単価1,647円 × 100株 = 約164,700円。70万円には届かない金額で、1単元が揃いました。
💡 なぜ70万円かからなかったのか
理由は2つあります。
- 株式分割:2026年10月1日に1株が4株に。持っていた株数が4倍になりました
- 安いときに買えた期間があった:分割前換算で6,000円台のときに買い集めた分が、平均を下げています
ここは正直に書きますが、分割の恩恵がかなり大きいです。分割がなければ、今も25株前後だったはずです。「1株ずつ買っていれば誰でも100株になる」という単純な話ではありません。
それでも、言えることはあります。分割が来たとき、持っていなければ恩恵は受けられません。1株でも持っていた人だけが4株になる。少額でも持ち続けることの意味は、たぶんここにあります。
5. INPEX(1605)23株目——6年で配当が2.3倍
INPEXとはどんな会社か
日本最大の石油・天然ガス開発企業です。国内で産出する資源はごくわずかなので、事業の中心は海外にあります。オーストラリアの「イクシスLNGプロジェクト」や、アラブ首長国連邦のアブダビでの油田事業などが収益の柱です。
特徴は、日本政府が筆頭株主で、エネルギー安全保障上の役割を担っていることです。日本が使うエネルギーを自前で確保する、という国策的な側面を持つ会社です。近年は水素・アンモニアやCCS(二酸化炭素の回収・貯留)といった分野にも投資を広げています。
配当の推移が、きれいな右肩上がり
| 決算期 | 1株当たり年間配当 | 前期比 |
|---|---|---|
| 2021年12月期 | 48円 | — |
| 2022年12月期 | 62円 | +14円 |
| 2023年12月期 | 74円 | +12円 |
| 2024年12月期 | 86円 | +12円 |
| 2025年12月期 | 100円 | +14円 |
| 2026年12月期(予想) | 112円(中間56円/期末56円) | +12円 |
48円 → 112円。6期で約2.3倍です。しかも毎期12〜14円という、かなり一定のペースで増えています。
資源会社の業績は原油価格と為替に大きく左右されます。それなのにこれだけ安定して増配できているのは、利益の波を配当にそのまま反映させない方針を取っているからだと理解しています。資源価格が高い年に配当を一気に増やして、安い年に減らす——そういう動かし方をしていません。
今日の購入は3,625円。取得単価2,699円より926円高い買い物で、取得単価は2,740円に上がりました。41円の上昇です。購入時利回りは3.09%で、私のYOC(4.09%)を下回ります。株価が上がってきた局面での買い増しなので、効率は落ちています。
6. 【初心者向け】配当予想は、年の途中で変わる
私はこの連載で毎日「配当の増配・減配を更新しました」と書いています。なぜ毎日更新する必要があるのか。その理由が、今日のINPEXにそのまま出ていました。
💡 INPEXの2026年12月期配当予想は、年の途中で変わりました
- 2026年2月(通期決算発表時):年間108円と予想
- 2026年8月7日(第2四半期決算発表時):年間112円に上方修正
4円の増配です。もし私が2月の数字(108円)のまま管理表を放置していたら、23株分で92円ずれたままになります。1銘柄なら小さい差ですが、20銘柄以上あると積み上がります。
💡 配当予想が変わるタイミングは、だいたい決まっています
- 通期決算発表:翌期の配当予想が初めて出る(3月決算なら5月ごろ、12月決算なら2月ごろ)
- 四半期決算発表:業績の進捗に応じて修正されることがある(年3回)
- 随時の適時開示:業績予想の修正、特別配当・記念配当の決定、株主還元方針の変更など
つまり決算発表のある月は、配当予想が動く可能性が高いということです。四半期決算が集中するのは2月・5月・8月・11月あたり。この時期は保有銘柄のIRを見る回数を増やすのが合理的です。
「増配したから買う」ではなく「予想が変わったら数字を直す」
私が毎日やっているのは、保有銘柄の配当予想を実際の開示に合わせることです。これは投資判断ではなく、単なる記録の正確性の作業です。
でも、この地味な作業には副産物があります。自分の年間配当が「予想の集まり」でできていることを、毎日思い出せるのです。
私の年間配当172,779円は、確定した金額ではありません。各社の予想を足し上げた数字です。どこかが減配すれば減りますし、増配すれば増えます。達成率17.3%という数字も、同じ性質のものです。この「予想でできている」という感覚を失わないために、毎日の更新は続けるつもりです。
7. 2日連続で含み益が減った——ピークから59,421円
| 日付 | 評価額 | 評価損益 | 年間配当 |
|---|---|---|---|
| 10月6日(294日目) | 4,700,187円 | +844,126円 | 171,743円 |
| 10月7日(295日目) | 4,695,798円 | +828,124円 | 172,309円 |
| 10月8日(296日目) | 4,662,029円 | +784,705円 | 172,779円 |
10月6日の+844,126円がピークでした。そこから2日で59,421円減りました。評価額も470万円台から460万円台に戻っています。
この2日間、私は21,165円を新しく入れています(11,537円+9,628円)。それでも評価額は38,158円減りました。入金しても追いつかない下落だったということです。
含み益率も21.9% → 20.2%に下がりました。
🌱 一方で、増え続けている数字
同じ3日間の年間配当を見てください。171,743円 → 172,309円 → 172,779円。1日も減っていません。
評価額が59,421円減った2日間も、配当は1,036円増えています。これが「配当を目的にする投資」の性質だと思っています。株価が決める数字と、自分の行動が決める数字は別です。前者は毎日上下しますが、後者は買った分だけ積み上がります。
とはいえ、含み益が減るのが気持ちいいわけではありません。84万円が78万円になるのを見て平気な顔をしているわけでもないです。ただ、減った6万円は「もともと自分のお金ではなかった」とも思っています。売っていない利益は、まだ誰のものでもありません。
8. 配当金172,779円|1日の利回りは4.88%
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 前日(295日目)の年間配当 | 172,309円 |
| 東計電算 3株分 | +約357円 |
| INPEX 1株分 | +112円 |
| 本日時点の年間配当 | 172,779円(+470円) |
9,628円を投じて、年間配当が470円増えました。1日の利回りは4.88%。4日間の推移はこうです。
| 日付 | 投資額 | 増えた年間配当 | 1日の利回り |
|---|---|---|---|
| 10月5日(293日目) | 7,098円 | 216円 | 3.04% |
| 10月6日(294日目) | 9,414円 | 362円 | 3.85% |
| 10月7日(295日目) | 11,537円 | 566円 | 4.91% |
| 10月8日(296日目) | 9,628円 | 470円 | 4.88% |
4日連続で全体YOC(約4.46%)を上回ったのは、昨日と今日の2日です。どちらも東計電算(購入時利回り5.9%台)を多めに買った日なので、この数字は東計電算の高YOCに支えられているのが実態です。他の銘柄で同じ効率は出ません。
🎯 次のマイルストーン
- 年間配当18万円まで:あと7,221円
- 年間配当20万円まで:あと27,221円
- 目標100万円まで:あと827,221円
- 投資300日目まで:あと4営業日
- 東計電算の権利確定日:12月30日(100株キープで優待対象)
9. 正直な感想
100株に届いたことは、素直に嬉しいです。296日前の私にとって、100株は「手の届かない単位」でした。それが1株ずつ買い続けた結果として揃った。この事実は、この連載を続けてきた理由そのものだと思います。
ただ、今日いちばん考えたのは節目のことではなく、自分の書いた「急がない」という言葉でした。
あの一文は、読み返すと何の約束もしていません。気持ちを書いただけです。そして気持ちは翌日に変わります。私は「ルールを書いた」つもりで、実は「気分を書いていた」——これに気づけたのは、今日いちばんの収穫でした。
291日目に「1日1銘柄」を撤回したとき、私は「守れるルールだけを残す」と書きました。今日わかったのは、その手前の話です。守れるかどうかを判断するには、まず検証できる形で書いてある必要がある。「急がない」では、守ったかどうかを誰も判定できません。自分でさえできません。
だから今日から、方針は数字で書きます。「株価を見ながら」「無理のない範囲で」「様子を見て」——こういう言葉を使いたくなったら、それは数字に変換できるかを一度考えることにします。
もうひとつ。この2日間で含み益が59,421円減りました。入金しても追いつかない下げでした。それでも配当は1,036円増えています。減る数字と増える数字を同じ画面で見られるのが、配当を目的にした投資の一番いいところかもしれません。
10. リスクと注意点
- 議決権・株主優待は「基準日」に株主名簿に載っていることが条件です。今日100株にしても、12月30日時点で100株以上なければ対象外です。
- 株主優待は会社が廃止・変更できます。おこめ券880円相当も将来なくなる可能性があります。優待を前提に投資判断をするのは危険です。
- 単元未満株の扱いは証券会社のサービスによって違います。議決権や優待を目的にするなら、使っているサービスの規約を必ず確認してください。
- 東計電算のYOC 7.23%は大幅増配の予想を前提にした数字です。方針や業績が変われば維持されません。また1銘柄として全体配当の6.9%を占め、私の保有銘柄で最大の比重です。
- INPEXは原油・ガス価格と為替に業績が左右されます。資源価格が大きく下がれば、増配のペースも変わりえます。
- INPEXは大型プロジェクトへの投資が業績に直結します。開発の遅延やコスト増、資源国の政治リスクなども抱えています。
- 配当予想は年の途中で上下します。INPEXも2026年2月の108円予想が8月に112円へ修正されました。下方修正も同じ頻度で起こりえます。
- NISAの配当を非課税で受け取るには「株式数比例配分方式」の設定が必要です。未設定だと約20%の税金がかかります。
- 1株投資は手数料条件の確認を。私は手数料無料の単元未満株サービスを使っていますが、証券会社によってはスプレッドや手数料がかかります。
11. 進捗と今後の方針
🎯 目標達成率:17.3%
17.3%
172,779円 / 1,000,000円
今日から方針を数字で書きます。
📌 10月の残りの方針(数字で書く版)
- 東計電算は10月中、追加で買わない(100株達成。全体配当の6.9%で保有銘柄中最大のため)
- 株数が10株未満の銘柄を優先する:ブリヂストン(4株)、武田薬品(5株)、ツムラ(6株)
- 1日の投資額は原則1万円前後まで(今日は9,628円、昨日は11,537円)
- セクター別の配当比重を10月中に1回まとめて確認する
これなら、守れたかどうかを自分で判定できます。来月の記事で、守れたか守れなかったかを報告します。守れなかったときは、守れなかったと書きます。それがこの連載でずっとやってきたことなので。
そして300日目まであと4営業日です。
📝 投資296日目のまとめ
- 東計電算3株(2,001円)、INPEX1株(3,625円)を購入。合計9,628円
- 東計電算が100株に到達。議決権1個を持つ単元株主になり、優待(おこめ券880円相当)の対象に
- ただし権利は12月30日の基準日に100株以上を持っていることが条件
- 昨日「急がない」と書いた翌日に買った件を検証。問題は「急がない」という検証できない言葉だった
- 今後の方針は数字で書く(例:「2,020円以下の日に買う」)
- 296日で100株=約164,700円。ただし株式分割の恩恵が大きいことも正直に記録
- INPEXは48円→112円と6期で約2.3倍。2026年2月の108円予想が8月に112円へ上方修正
- 含み益はピークから2日で59,421円減少。一方で年間配当は1,036円増加
- 年間配当172,779円(+470円)、1日の利回り4.88%、達成率17.3%
🔗 購入銘柄の公式サイト
東計電算(4746)
INPEX(1605)
免責事項
本記事は、筆者個人の投資記録および学習の記録です。特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。株価・配当予想・株主優待・各種数値は執筆時点のものであり、今後変更される可能性があります。単元未満株の取り扱いは証券会社により異なります。投資判断は必ずご自身の責任で、最新の企業開示資料および証券会社の規約をご確認のうえ行ってください。本記事の情報により生じた損失について、筆者は一切の責任を負いません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
明日も、前日の夜に決めた1株を淡々と買っていきます。

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