一度減配した高配当株は買ってもいい?JTの10年配当推移に学ぶ見極め方【投資241日目】2026.7.16

配当100万円への道 投資241日目

JT(2914)を1株購入で72株に
年間配当147,000円を突破!

2026年7月16日|減配から過去最高配当へ復活した最大の主力株

こんにちは。毎日1株ずつ高配当株を積み上げている「配当100万円への道」です。

投資241日目となる7月16日は、JT・日本たばこ産業(2914)を1株購入しました。これで保有株数は72株。私のポートフォリオで最大の銘柄であり、JTだけで年間配当17,424円を生み出す、まさに「配当の大黒柱」です。

この購入で年間配当は147,173円となり、147,000円の節目を突破しました。そして今日は、JTを語る上で避けて通れないテーマ——2021年の「減配」——を正面から取り上げます。一度配当を減らした会社が、なぜ今、過去最高水準の配当を出せているのか。減配経験株との付き合い方を、10年分の配当推移とともにご紹介します。


📋 この記事の目次

  1. 今回の購入内容
  2. JTってどんな会社?
  3. 2期連続増配とYOC分析
  4. 【初心者向け】減配の過去がある高配当株と、どう付き合う?
  5. 購入した理由と正直な感想
  6. 押さえておきたいリスク
  7. 配当100万円への進捗
  8. まとめ

📦 今回の購入内容

投資241日目(2026年7月16日)の購入記録
購入銘柄JT・日本たばこ産業(2914)東証プライム・食料品
購入株数1株
購入単価6,128円
保有株数72株(ポートフォリオ最大)
平均取得単価4,609円

ポートフォリオ全体の状況はこちらです。

ポートフォリオ全体(2026年7月16日時点)
評価額4,161,514円(過去最高を更新)
評価損益+702,231円
年間配当金(税引前・予想)147,173円 🎉 147,000円突破!

評価額は416万円台で小幅ながら過去最高を更新、含み益も70万円台をキープ。そして昨日「あと69円」だった147,000円の壁を、JTの+242円で一気に越えました。

🏢 JTってどんな会社?

JT(日本たばこ産業)は、たばこ事業を中核に医薬・加工食品も手がける企業です。最大の特徴は圧倒的な海外比率。世界130以上の国と地域でたばこ製品を販売し、利益の大半を海外事業が稼ぎ出す、実は日本有数のグローバル企業です。

業績は絶好調です。2025年12月期は売上収益3兆4,677億円(前期比13.4%増)と大きく伸長。今期の第1四半期(5月8日発表)も売上収益9,239億円(前年同期比15.2%増)、営業利益3,045億円(同24.7%増)と勢いが続いています。紙巻たばこの値上げによる price(価格支配力)の強さに加え、加熱式たばこ「Ploom」のシェア拡大が新しい成長エンジンになってきました。

ちなみに昨日の記事で解説した「進捗率」をJTに当てはめると、第1四半期時点では5年平均(42.1%)をやや下回るペース。JTは年前半に利益が偏る傾向があるため単純な25%目安は使えない、という「季節性に注意」の好例です。7月30日発表予定の中間決算で、通期計画への進み具合を確認します。

💰 2期連続増配とYOC分析

JTの2026年12月期の年間配当予想は242円(中間121円+期末121円)。前期の234円から8円の増配で、実現すれば2期連続増配となります。株主還元方針は「配当性向75%を目安(±5%程度)」という、利益連動型の高還元スタイルです。

JT 配当データ(2026年12月期予想)
年間配当(予想)242円(中間121円+期末121円)
前期実績234円 → +8円増配(2期連続増配へ)
還元方針配当性向75%目安(±5%程度)
配当利回り(購入単価6,128円基準)約3.95%
YOC(取得単価4,609円基準)約5.25%
72株の年間配当(税引前)17,424円(ポートフォリオ最大の配当源)
権利確定月6月末・12月末(12月決算)

取得単価4,609円に対するYOCは約5.25%。72株で年間17,424円ですから、私の年間配当147,173円の約12%をJT1銘柄が担っている計算です。まさに大黒柱。だからこそ、この銘柄の「過去」もきちんと知っておく必要があります。

🔰 【初心者向け】減配の過去がある高配当株と、どう付き合う?

まず、JTの過去10年の年間配当の推移をご覧ください。

年度年間配当出来事
2019年12月期154円増配続くも株価は低迷
2020年12月期154円据え置き
2021年12月期140円上場来初の減配
2022年12月期188円大幅増配で復活
2023年12月期194円増配
2024年12月期194円据え置き
2025年12月期234円40円の大幅増配
2026年12月期(予想)242円2期連続増配へ

💡 なぜJTは減配したのか、なぜ復活できたのか

2021年の減配(154円→140円)は、国内たばこ販売の減少などで利益が伸び悩む中、「配当性向75%目安」という利益連動の還元方針に沿って行われたものでした。つまり無理な高配当を続けて財務を壊すのではなく、方針通りに身の丈へ調整した減配です。その後は値上げ・海外事業・Ploomの成長で利益が回復し、同じ方針に沿って配当も過去最高水準まで戻ってきました。

💡 「累進配当」と「配当性向連動」——2つのタイプを知る

今週ご紹介した三井住友FGや積水ハウスは「減配しない」と約束する累進配当タイプ。一方JTは、利益の75%を配当に回すと決めた配当性向連動タイプです。後者は利益が増えれば配当も大きく増えますが、利益が減れば配当も減る設計。どちらが優れているかではなく、性質が違うのです。

減配経験株と付き合うコツは、①減配の理由が「方針に沿った調整」か「経営の行き詰まり」かを見極める、②回復の裏付け(JTなら値上げ力と海外・Ploom)を確認する、③そして1銘柄に頼りすぎないこと。72株まで積み上げた私自身への戒めでもあります。

🎯 購入した理由と正直な感想

① 「稼ぐ力」の裏付けがある高配当

第1四半期は営業利益24.7%増。値上げしても売れる圧倒的なブランド力と、Ploomという次の柱。配当性向75%という高還元は、この本業のキャッシュ創出力に支えられています。

② 12月決算×高配当でポートフォリオの配当時期を補強

権利確定は6月末・12月末。3月・9月銘柄に偏りがちな日本株ポートフォリオの中で、JTの存在は配当カレンダーの空白を埋めてくれます。6月末の中間配当(121円)の権利は確定済みなので、秋の入金が今から楽しみです。

③ 正直な感想:大黒柱への依存度は、これ以上高めない

取得単価より33%高い6,128円での買い増しでしたが、それでも購入時利回り3.95%は十分魅力的です。ただ、JTは既に年間配当の約12%を占める最大銘柄。減配の歴史を持つ銘柄への集中は、リターンの源泉であると同時にリスクの集中でもあります。今後は他の銘柄とのバランスを見ながら、比率が上がりすぎないよう意識して買い増していくつもりです。

⚠️ 押さえておきたいリスク

  • 喫煙率低下と規制強化という構造的逆風:たばこ産業は世界的に規制と健康志向の逆風を受け続けています。値上げでカバーする戦略にも限界はあり得ます。
  • 配当性向75%=利益連動の宿命:本文で解説した通り、利益が減れば配当も減る設計です。2021年の減配は二度と起きない、とは言えません。
  • カナダ訴訟とロシア事業:カナダ子会社の訴訟和解に伴う支払い影響や、検討が続くロシア事業の扱いなど、特殊要因を抱えています。会社は和解影響を調整した利益をベースに配当を算定する方針を示していますが、続報には注意が必要です。
  • 為替リスク:利益の大半が海外由来のため、急激な円高は業績の下押し要因になります。
  • 次の注目イベント:7月30日に中間決算の発表が予定されています。

📊 配当100万円への進捗

このブログの目標は年間配当100万円の達成です。今回の購入で、年間配当金(税引前・予想)は147,173円になりました。

🎯 目標達成率:14.7%

14.7%

147,173円 / 1,000,000円

前日の146,931円から242円の積み増しで、147,000円の節目を突破。1株の購入で242円増えるのは、今のポートフォリオでは最大クラスのインパクトです。目標達成率15%(150,000円)まで、あと2,827円。3,000円を切りました。

✏️ まとめ

📝 投資241日目のポイント

  • JT(2914)を1株購入し、保有株数は72株(ポートフォリオ最大)に
  • 2026年12月期は242円へ2期連続増配、還元方針は配当性向75%目安
  • 取得単価4,609円基準のYOCは約5.25%、72株の年間配当は17,424円
  • 2021年の減配(154円→140円)から過去最高配当へ復活した歴史を持つ
  • 「累進配当タイプ」と「配当性向連動タイプ」の違いを理解して付き合う
  • 年間配当は147,173円となり147,000円を突破、達成率14.7%。15%まであと2,827円

減配の歴史も含めて理解した上で、それでも頼れる大黒柱。7月30日の中間決算もしっかり見届けます。次回もどの銘柄を購入したかご報告していきますので、ぜひまた覗きに来てください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

🔗 関連リンク

JT(日本たばこ産業株式会社)公式サイト
JT 投資家情報(7月30日 中間決算発表予定)
JT 株主還元方針・配当の推移
IR BANK:JT(2914)業績・配当推移

※本記事は個人の投資記録・情報共有を目的としたものであり、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。配当金額・利回りは執筆時点の予想であり、今後変更される可能性があります。

2024年の新NISAから株投資を開始した56歳の会社員。
毎日必ず1株以上の日本高配当株を購入して、株投資の初心者が日々成長して配当金100万円/年を目指しています。
株投資で今まで知らなかった企業の情報と日々の株を購入した成果を皆さんに伝えていきたいと思います。

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