配当100万円への道 投資293日目
取得単価が「下がった銘柄」と「上がった銘柄」
同じ日に、2つの方向が見えました
2026年10月5日(月)|ブリヂストン・三井住友FGを各1株
こんにちは、Naokiです。愛知県春日井市から、新NISAの成長投資枠で日本株を1株ずつ買い続けています。目標は年間配当100万円。今日が293日目です。
今日はブリヂストンと三井住友FGを1株ずつ買いました。合計7,098円。金額としては地味な1日ですが、2銘柄の数字を並べたときに、ちょっと面白いことが起きていました。
同じ日に同じように1株ずつ買ったのに、ブリヂストンの取得単価は下がり、三井住友FGの取得単価は上がった。
しかもこれは、買う前から決まっていたことでした。
📖 この記事の内容
- 今日の購入内容(2銘柄)
- 同じ日に、取得単価が逆方向に動いた
- 【初心者向け】取得単価がどちらに動くかは、買う前から決まっている
- ブリヂストン4株目——81万円の含み益の中にある、28円の含み損
- 三井住友FG82株目——2営業日で137円下がった日に買う
- 配当金171,381円|今日の+216円の内訳
- ポートフォリオ全体の状況
- 正直な感想——300日目が見えてきた
- リスクと注意点
- 進捗と今後の方針
1. 今日の購入内容(2銘柄)
| 項目 | ブリヂストン(5108) | 三井住友FG(8316) |
|---|---|---|
| 購入株数 | 1株 | 1株 |
| 購入株価 | 3,797円 | 3,301円 |
| 保有株数 | 4株 | 82株 |
| 取得単価 | 3,804円(前回3,806円 ▼2円) | 2,658円(前回2,650円 ▲8円) |
| 評価額(この銘柄) | 15,188円 | 270,682円 |
| 評価損益 | −28円 | +52,726円 |
| 年間配当(1株) | 125円 | 91円 |
| この銘柄の年間配当 | 500円 | 7,462円 |
| YOC(取得単価ベース) | 3.29% | 3.42% |
| 今日の購入時利回り | 3.29% | 2.76% |
今日の投資額は7,098円。2銘柄で7千円台というのは、この連載ではかなり軽い1日です。ブリヂストンは2026年1月に1対2の株式分割をしていて、三井住友FGは2024年10月に1対3の分割をしています。どちらも「1株から買える値段」になった銘柄なので、2つ買っても1万円に届きません。
2. 同じ日に、取得単価が逆方向に動いた
今日いちばん面白かったのは、ここです。
| 銘柄 | 買った値段 | 買う前の取得単価 | 結果 |
|---|---|---|---|
| ブリヂストン | 3,797円 | 3,806円 | 平均が下がった(3,804円) |
| 三井住友FG | 3,301円 | 2,650円 | 平均が上がった(2,658円) |
ブリヂストンは今の取得単価より9円安く買えたので、平均が2円下がりました。
三井住友FGは今の取得単価より651円高く買ったので、平均が8円上がりました。
これは運でも偶然でもありません。買う前に電卓を叩けば、どちらに何円動くかは完全に分かる話です。
3. 【初心者向け】取得単価がどちらに動くかは、買う前から決まっている
💡 ルールは、たったこれだけ
平均取得単価(=取得単価)は、「今まで買った合計金額 ÷ 合計株数」で計算されます。だから、
- 今の取得単価より安く買えば → 平均は下がる
- 今の取得単価より高く買えば → 平均は上がる
- ちょうど同じ値段で買えば → 平均は動かない
💡 「何円動くか」も計算できます
1株だけ買い増すときの動く幅は、ほぼこの式で出ます。
動く幅 =(買った値段 − 買う前の取得単価)÷ 買った後の保有株数
今日の2銘柄で当てはめてみます。
- ブリヂストン:(3,797 − 3,806)÷ 4株 = −2.25円 → 実際に2円下がった
- 三井住友FG:(3,301 − 2,650)÷ 82株 = +7.94円 → 実際に8円上がった
💡 ここが大事:株数が多いほど、平均は動かなくなる
値段の差を見ると、三井住友FGのほうが圧倒的に大きいです。ブリヂストンは9円の差、三井住友FGは651円の差。差は72倍もあります。
それなのに、平均が動いた幅はブリヂストン2円、三井住友FG8円。たった4倍しか違いません。
理由は、割る数(保有株数)が4株と82株で20倍違うからです。株数が積み上がった銘柄は、1株買い増したところで平均がほとんど動かない。逆に、まだ1〜5株しかない銘柄は、1株で平均がガタンと動きます。これが「1株ずつ買う投資」の初期と後期で、まったく体感が変わる理由です。
この性質を知っていると、焦りが減ります。株数が多い銘柄は、高値で1株買っても平均はほぼ無傷。株数が少ない銘柄は、買う値段を少し意識したほうがいい。それだけの話です。
4. ブリヂストン4株目——81万円の含み益の中にある、28円の含み損
ブリヂストン(5108)とは
1931年、福岡県久留米市で創業したタイヤメーカーです。社名は創業者・石橋正二郎さんの「石橋」を英語にして逆さにしたもの(Bridge+Stone)。今では売上規模で世界トップクラスのタイヤメーカーになり、150以上の国と地域で事業を展開しています。
乗用車用タイヤだけでなく、鉱山で使う巨大な建設・鉱山車両用タイヤ(ORRタイヤ)や航空機用タイヤにも強みがあります。この「交換需要が確実に発生する領域」を持っているのが、タイヤメーカーの事業としての安定感につながっています。車が走れば、タイヤは必ず減るからです。
配当の状況
| 決算期 | 1株当たり年間配当 | 備考 |
|---|---|---|
| 2024年12月期 | 210円 | 分割前 |
| 2025年12月期 | 230円 | 分割前(分割後換算で115円相当) |
| 2026年12月期(予想) | 125円 | 2026年1月1日に1対2の株式分割を実施済み |
ここは勘違いしやすいところです。「230円から125円に下がった」のではありません。2026年1月1日に1株が2株になったので、前期の230円を分割後の株数で割ると115円相当。そこから125円に増えているので、実質は10円の増配(約8.7%増)です。
4株で、初めての含み損
今日のブリヂストンは、ちょっと珍しい状態になりました。
取得単価 3,804円 > 現在値 3,797円
→ 4株で −28円の含み損
ポートフォリオ全体は+818,130円の含み益です。その中に、28円の含み損がぽつんと混ざっている。金額としては自販機のコーヒー1本にも足りませんが、個別で見ればマイナスはマイナスです。
正直に書くと、含み損の銘柄は他にもあります。ジャックスは13株・取得単価4,034円に対して現在値3,500円なので、−6,942円。こちらのほうがずっと大きいです。
全体が81万円プラスだと、どうしても「全部が勝っている」ような気分になります。でも中身を開けると、負けている銘柄もちゃんとある。これを定期的に確認しておくのは、自分の判断を甘くしないために必要な作業だと思っています。
ブリヂストンについては、まだ4株。これから株数が増えていく段階なので、今の28円を気にするよりも「3,800円前後で淡々と増やせているか」を見ていくつもりです。
5. 三井住友FG82株目——2営業日で137円下がった日に買う
三井住友FG(8316)とは
三井住友銀行を中核とする、3大メガバンクの一角です。グループには三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カード、三井住友ファイナンス&リースなどが並び、銀行・証券・カード・リースを横断して稼ぐ構造になっています。
2024年10月に1対3の株式分割を行い、それまで1万円近かった株価が3,000円台になりました。100株買うのに100万円必要だった銘柄が、今は1株3,300円で買えます。私がこれだけ株数を積み上げられたのは、この分割があったからです。
10月1日から10月5日で、株価が137円下がった
| 日付 | 購入株価 | 保有株数 |
|---|---|---|
| 10月1日(291日目) | 3,438円 | 81株 |
| 10月5日(293日目) | 3,301円 | 82株 |
2営業日で137円(約4.0%)下がりました。同じ1株を買うのに、4日前より137円安く済んだということです。
銀行株は金利の見通しに敏感に動きます。金利が上がる見通しが強まれば上がり、弱まれば下がる。この数日の値動きもその範囲内だと思っていますが、理由を断定できるほどの情報は持っていません。だから、理由探しよりも「安く1株増やせた」という事実だけを受け取ることにしています。
とはいえ、冷静に見れば購入時利回りは2.76%。82株まで積み上げた私のYOCは3.42%です。つまり今日の1株は、私の平均より効率が悪い買い物でした。それでも買ったのは、三井住友FGが私のポートフォリオの中で配当の柱になっている銘柄だからです。
📌 10%ルールのチェック
私が残している唯一の配分ルールは「1銘柄の年間配当は、全体の10%以内」です。今の全体配当171,381円に対して、10%は17,138円。三井住友FGの年間配当は7,462円なので、全体の約4.4%。まだ余裕があります。
6. 配当金171,381円|今日の+216円の内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 前日(292日目)の年間配当 | 171,165円 |
| ブリヂストン 1株分 | +125円 |
| 三井住友FG 1株分 | +91円 |
| 本日時点の年間配当 | 171,381円(+216円) |
7,098円を投じて、年間の配当が216円増えました。計算すると3.04%。これが「今日の投資の利回り」です。
216円という数字は、1日単位で見れば小さい。缶コーヒー2本分です。でもこれは毎年もらえる216円で、しかも一度積み上げたら来年も再来年も発生します。この連載を始めてから293日、この216円のような積み上げを続けてきた結果が、今の171,381円です。
🎯 次のマイルストーン
- 年間配当18万円まで:あと8,619円
- 年間配当20万円まで:あと28,619円
- 目標100万円まで:あと828,619円
7. ポートフォリオ全体の状況
| 項目 | 本日(293日目) | 前日(292日目) | 差 |
|---|---|---|---|
| 評価額 | 4,661,391円 | 4,640,250円 | +21,141円 |
| 評価損益 | +818,130円 | +804,093円 | +14,037円 |
| 年間配当 | 171,381円 | 171,165円 | +216円 |
| 取得総額(概算) | 約3,843,000円 | 約3,836,000円 | +7,098円 |
| 含み益率 | 約21.3% | 約21.0% | +0.3pt |
| 全体YOC | 約4.46% | 約4.46% | ±0.00pt |
評価額が21,141円増えましたが、このうち7,098円は私が自分で入れたお金です。残りの約14,000円が「株価が上がった分」。評価損益の増加(+14,037円)とほぼ一致しています。
💡 評価額の増加を、2つに分けて見る習慣
評価額だけを見ていると、入金で増えたのか値上がりで増えたのかが分かりません。評価額の増加 − 今日の投資額 = 値動きによる増減。この引き算をすると、自分の資産が「増えた」のか「増やした」のかが区別できます。毎日入金している人にとっては、意外と大事な区別です。
8. 正直な感想——300日目が見えてきた
今日で293日目。300日目まで、あと7営業日です。
始めたころは、300日なんて想像していませんでした。「とりあえず1年くらい続けてみよう」くらいの軽い気持ちだったのに、気づけば配当が17万円を超えて、評価額は460万円を超えています。
続けられた理由を自分で振り返ると、「1日に使う金額を小さくした」ことだと思います。今日の7,098円も、先週の8,797円も、生活を我慢して出した金額ではありません。だから続いた。もし1日3万円のルールにしていたら、たぶん2か月で止まっていました。
もうひとつ、最近はっきりしてきたのが、ルールを減らしたことです。291日目に「1日1銘柄」を正式に撤回しました。守れないルールを掲げ続けるより、守れるルールだけを残したほうが健全だと判断したからです。
今、私に残っているルールは2つだけです。
- 1銘柄の年間配当は、全体の10%以内に抑える
- 買う銘柄は、前日の夜に決める
この2つは、293日目の今日もちゃんと守れています。ブリヂストンと三井住友FGは、昨夜のうちに決めていました。市場を見てから決めると、どうしても値動きに引っ張られて「安いから買う」「上がってるから買う」になってしまう。前日に決めてしまえば、その誘惑がなくなります。
300日目に向けて、特別なことをする予定はありません。いつもどおり、前日の夜に決めて、朝に1株買う。それだけです。
9. リスクと注意点
- ブリヂストンは為替と原材料価格の影響を受けます。海外売上比率が高いので円高はマイナス要因、天然ゴムや石油由来原料の価格上昇もコスト増につながります。
- タイヤ需要は景気や物流量に連動します。特に鉱山向けの大型タイヤは資源価格の影響を受けやすく、ここが落ちると利益の変動が大きくなります。
- 三井住友FGは金利と信用コストに左右されます。金利上昇は利ざや改善につながりますが、景気が悪化すれば貸倒れ(信用コスト)が増えて利益を押し下げます。
- 銀行株は株価の変動が大きめです。今回の2営業日で4%という動きのように、短期間で数%動くのは普通に起きます。
- 配当予想は「予想」です。業績が悪化すれば減配もありえます。累進配当を掲げている会社でも、方針そのものが見直される可能性はゼロではありません。
- 1株投資は手数料負けに注意。私は手数料無料の単元未満株サービスを使っていますが、証券会社やサービスによってはスプレッドや手数料がかかります。必ず条件を確認してください。
- NISAの配当を非課税で受け取るには「株式数比例配分方式」が必要です。設定していないと、配当に約20%の税金がかかります。
10. 進捗と今後の方針
🎯 目標達成率:17.1%
17.1%
171,381円 / 1,000,000円
今月(10月)はまだ3営業日目です。10月1日に武田薬品工業と三井住友FG、10月2日にUBE・東計電算・ジャックス、そして今日がブリヂストンと三井住友FG。3日間で7銘柄分を買っています。
9月の権利取りが終わったので、10月は少し落ち着いたペースに戻すつもりです。配当の権利を急ぐ理由がない月なので、株価を見ながら、株数の少ない銘柄を優先して増やす方針で進めます。ブリヂストンが4株、ジャックスが13株。このあたりが「平均が動きやすい」ゾーンなので、買う値段に少し注意を払っていきます。
📝 投資293日目のまとめ
- ブリヂストン1株(3,797円)、三井住友FG1株(3,301円)を購入。合計7,098円
- ブリヂストンの取得単価は3,806円→3,804円に下がり、三井住友FGは2,650円→2,658円に上がった
- 取得単価がどちらに動くかは「買った値段が平均より上か下か」で決まり、動く幅は差額÷保有株数でほぼ計算できる
- 株数が多い銘柄ほど平均は動かない。4株のブリヂストンと82株の三井住友FGで、体感がまるで違う
- 全体は+818,130円の含み益だが、ブリヂストン−28円、ジャックス−6,942円と含み損の銘柄もある
- 年間配当は171,381円(+216円)、達成率17.1%。300日目まであと7営業日
🔗 購入銘柄の公式サイト
ブリヂストン(5108)
三井住友フィナンシャルグループ(8316)
免責事項
本記事は、筆者個人の投資記録および学習の記録です。特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。株価・配当予想・各種数値は執筆時点のものであり、今後変更される可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で、最新の企業開示資料をご確認のうえ行ってください。本記事の情報により生じた損失について、筆者は一切の責任を負いません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
明日も、前日の夜に決めた1株を淡々と買っていきます。

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