配当100万円への道 投資270日目
MS&AD(8725)を1株購入で11株に
進捗率77.3%でも上方修正しない理由
2026年8月28日|14期連続増配、8月最終営業日
こんにちは。毎日1株ずつ高配当株を積み上げている「配当100万円への道」です。
投資270日目、そして8月最終営業日となる8月28日は、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)を1株購入しました。これで保有株数は11株になりました。
この会社、8月14日に発表された第1四半期決算がとんでもない数字でした。通期計画4,250億円に対して、第1四半期時点の進捗率が約77.3%。3か月で1年分の利益の8割近くを稼いでしまったことになります。
ところが会社は通期予想を据え置き、配当も170円のまま。「なぜ上方修正しないの?」——ここには損害保険という業界ならではの、はっきりした理由があります。今日はその話をします。
📋 この記事の目次
- 今回の購入内容
- MS&ADってどんな会社?
- 14期連続増配とYOC分析
- 【初心者向け】進捗率77.3%でも上方修正しない理由
- 購入した理由と正直な感想
- 押さえておきたいリスク
- 配当100万円への進捗と8月の締めくくり
- まとめ
📦 今回の購入内容
| 投資270日目(2026年8月28日)の購入記録 | |
|---|---|
| 購入銘柄 | MS&ADインシュアランスグループHD(8725)東証プライム・保険業 |
| 購入株数 | 1株 |
| 購入単価 | 5,021円 |
| 保有株数 | 11株 |
| 平均取得単価 | 3,685円 |
ポートフォリオ全体の状況はこちらです。
| ポートフォリオ全体(2026年8月28日時点) | |
|---|---|
| 評価額 | 4,628,413円(過去最高を更新) |
| 評価損益 | +951,094円(過去最高を更新) |
| 年間配当金(税引前・予想) | 163,194円(達成率16.3%) |
8月最終営業日に、評価額462万円・含み益95.1万円と、どちらも過去最高を更新して締めくくることができました。含み益100万円まで、あと48,906円です。
🏢 MS&ADってどんな会社?
MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保を中核とする、日本の3メガ損害保険グループの一角です(他は東京海上HD、SOMPO HD)。自動車保険、火災保険、企業向け保険、そして生命保険まで、幅広く手がけています。
直近の業績は絶好調です。2026年3月期は経常収益14.9%増、経常利益20.6%増、純利益13.8%増と大幅な増収増益。海外事業の伸長が顕著で、自己資本比率も改善しました。
そして8月14日発表の2027年3月期第1四半期は、保険収益が前年同期比14.1%増の1兆6,862億円、親会社帰属利益は33.4%増の3,286億円と、さらに勢いを増しています。国内損害保険と海外事業が牽引した結果です。
なお、同グループは三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保の合併を進めており、この統合による効率化も今後の注目点になっています。
💰 14期連続増配とYOC分析
MS&ADの2027年3月期の年間配当予想は170円(中間85円+期末85円)。前期の160円から10円の増配で、実現すれば14期連続増配となります。しかも前期の配当自体も、当初予想の155円から160円へと引き上げられていました。
| MS&AD 配当データ(2027年3月期予想・保有11株) | |
|---|---|
| 年間配当(予想) | 170円(中間85円+期末85円) |
| 前期実績 | 160円 → +10円、14期連続増配へ |
| 配当性向 | 約47% |
| 配当利回り(購入単価5,021円基準) | 約3.39% |
| YOC(取得単価3,685円基準) | 約4.61% |
| 11株の年間配当(税引前) | 1,870円 |
| 9月末権利の中間配当(11株分) | 935円(85円×11株) |
| 権利確定月 | 3月末・9月末 |
取得単価3,685円に対するYOCは4.61%。株価が5,021円まで上昇した今、購入時の利回りは3.39%ですが、早くから積み上げてきた分は4.6%台で回っています。9月末の権利確定を迎えれば、中間配当だけで935円が入ってくる計算です。
🔰 【初心者向け】進捗率77.3%でも上方修正しない理由
投資240日目で「進捗率」という考え方をご紹介しました。第1四半期(3か月)が終わった時点なら、単純計算で25%が目安——というものです。
ところがMS&ADの第1四半期の進捗率は約77.3%。目安の3倍以上です。それなのに会社は通期予想を据え置いています。この「ちぐはぐさ」の理由を見ていきましょう。
💡 損害保険の利益は「災害が起きなかった分」でもある
損害保険会社のビジネスは、保険料を受け取り、事故や災害が起きたときに保険金を支払うというものです。つまり災害が少なければ利益は増え、大きな災害が起きれば利益は減ります。
そして日本には、毎年決まってやってくる災害シーズンがあります。夏から秋にかけての台風・豪雨です。
💡 4〜6月は「災害が少ない時期」
第1四半期にあたる4〜6月は、日本では比較的自然災害の少ない時期です。だからこの3か月の利益は、構造的に大きくなりやすい。逆に7〜9月、10〜12月は台風シーズンで、保険金の支払いが膨らむ可能性があります。
だから損保各社は、第1四半期の進捗率が高くても上方修正を見送る傾向があります。「これから台風が来るかもしれない」という前提で、慎重に構えているわけです。進捗率77.3%は、好調というより季節要因と読むのが正しいのです。
ここから学べるのは、「進捗率は、その業界の季節性とセットで見る」ということ。
・AGC(投資240日目)→ 5年平均22.1%と比較して29.7%なら好調
・JT(投資241日目)→ 年前半に利益が偏るため、単純な25%目安は使えない
・MS&AD → 4〜6月は災害が少なく、構造的に進捗率が高く出る
同じ「進捗率」でも、業界によって読み方はまったく違います。逆に言えば、今年の台風シーズンが穏やかに過ぎれば、下期に上方修正や追加還元が出る可能性もあるということ。秋の天候は、私にとって少しだけ「投資の話」にもなりました。
🎯 購入した理由と正直な感想
① 14期連続増配という実績
14年間、一度も減配せずに増やし続けてきた実績は、それだけで信頼に値します。しかも前期は当初予想155円→実績160円と、期中に増額修正までしています。「配当を増やす」という姿勢が、言葉ではなく行動で示されている会社です。
② 保険セクターという新しい分散
私のポートフォリオには銀行(三井住友FG)とノンバンク(ジャックス)がありましたが、保険は初めてです。同じ金融でも、保険会社の収益源は保険料と運用益——金利にも影響されますが、自然災害という独自の変動要因を持っています。値動きの理由が違うものを組み合わせるという意味で、良い追加になりました。
③ 正直な感想:取得単価より36%高い、それでも買う理由
購入単価5,021円は、取得単価3,685円より36%も高い水準です。正直、安い買い物ではありません。
それでも買えたのは、この銘柄が「増配で追いかけてくる」タイプだと分かっているからです。14期連続増配、しかも期中に増額修正までする会社。今日買った1株の利回りは3.39%ですが、10年後には、この株が5%、6%を運んでくれているかもしれません。
投資256日目の日本軽金属HD(+62%)でも書きましたが、「高いから買わない」を続けていると、良い会社ほど買えなくなります。私が判断すべきは株価の高低ではなく、この会社が今後も配当を増やし続けられるかどうか。そこに納得できるなら、多少高くても1株ずつ積む。それが270日続けてたどり着いた考え方です。
⚠️ 押さえておきたいリスク
- 自然災害リスク:損保にとって最大のリスクです。大型台風や地震が発生すれば、保険金支払いが膨らみ、業績は大きく下振れします。これから台風シーズン本番を迎えます。
- 進捗率77.3%は「季節要因」:本文で解説した通り、この数字をそのまま好調と受け取るのは危険です。通期でどう着地するかは、下期の災害次第です。
- 合併に伴う統合コスト:三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保の合併には、システム統合などのコストや実行リスクが伴います。
- 取得単価より36%高い水準での購入:株価は上昇が続いており、調整局面では含み損の拡大が先に来る可能性があります。
- 運用資産の変動:保険会社は多額の資産を運用しています。金利や株式市場の変動は、業績に直接影響します。
📊 配当100万円への進捗と8月の締めくくり
このブログの目標は年間配当100万円の達成です。今回の購入で、年間配当金(税引前・予想)は163,194円になりました。
🎯 目標達成率:16.3%
16.3%
163,194円 / 1,000,000円
📅 2026年8月の記録
| 項目 | 8月3日 | 8月28日 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 年間配当 | 149,142円 | 163,194円 | +14,052円 |
| 評価額 | 4,280,612円 | 4,628,413円 | +347,801円 |
| 含み益 | +757,484円 | +951,094円 | +193,610円 |
8月は年間配当が14,052円増加し、15%と16%の2つの節目を突破した月になりました。7月(+3,550円)の約4倍というペースは、増配の一括反映という特別な要因があってのものです。
次の目標は年間配当17万円。あと6,806円です。そして9月は権利確定月。今買っている1株1株が、11月に届く配当になります。
✏️ まとめ
📝 投資270日目のポイント
- MS&AD(8725)を1株購入し、保有株数は11株に(年間配当1,870円・YOC4.61%)
- 年間配当170円で14期連続増配へ。前期も155円→160円と期中に増額修正
- 第1四半期の進捗率77.3%——ただしこれは4〜6月に災害が少ない季節要因
- 損保は台風シーズンを警戒して第1四半期では上方修正を見送る傾向がある
- 進捗率は、その業界の季節性とセットで見る——AGC・JT・MS&ADで読み方が違う
- 8月は年間配当+14,052円、評価額462万円・含み益95.1万円と過去最高で終了
8月最終営業日を、過去最高の数字で締めくくることができました。来週からは9月——いよいよ権利確定の月です。焦らず、いつも通りのペースで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
🔗 関連リンク
MS&ADインシュアランスグループホールディングス 公式サイト
MS&AD IR情報(株主・投資家の皆さまへ)
IR BANK:MS&AD(8725)業績・配当推移
※本記事は個人の投資記録・情報共有を目的としたものであり、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。配当金額・利回り・業績数値は執筆時点の予想・情報であり、今後変更される可能性があります。

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